日本財団 図書館


 

第2ステップ用試験エンジンが列型のため、シーケンシャル過給方式は、第1ステップで確立する必要がある。
また、現状の過給機では目標出力の達成は難しいため、圧力比5.5の高圧力比型過給機を開発する。
第2ステップ第1ステージの主な目標は、第1ステップにより得られた知見を基に、シリンダ径320mmの試験エンジンを製作し、出力率309(べースエンジンに比べ約65%上昇、通常の燃焼サイクルおよび1段過給方式での限界と推定される)を達成するためのエンジン試験を行う。
また、320mm試験エンジンに適合する、より大型の高圧力比型過給機を製作する。
これらの結果より、第1ステップにより得られた知見の有用性を確認する。第2ステップ第2ステージの主な目標は、最終目標出力の出力率390を実現するため、第1ステップで確立したミラーサイクル方式を適用することである。
このためには、圧力比6.5という超高圧過給が必要となるが、従来の1段過給方式では対応困難である。
このため、低圧段用と高圧段用過給機を組合わせた2段過給方式を実現するべく、過給システムの開発および試験エンジンの改造を行う。
これらにより、出力率390を達成する。
更に、これまでの知見を基に、プロトタイプエンジンの詳細計画図を作成する。

 

開発ステップ

012-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION